ピアノコンチェルトへの挑戦

人とのコミュニケーションがとれない、新しい環境への適応、不特定多数の中での動きを苦手とされる自閉的スペクトラムに属する男子が大ホールでのピアノ協奏曲を成功させるまでの日記

カデンツァのペダル

月曜日は大き目のピアノを借りて、練習してきました。

そして昨日は最終レッスン。ここからは自力で調整です。

 

カデンツァの最後の一節が、何となく物足りず、

ペダルを使うことにしたのが一昨日。

最後のプレストに入る前のカデンツァです。

ここを、ハーフペダルでずーっと踏んでいく。

そして、次のミレドシラ、ソシレドシラソファ・・とクルクル回りながら降りてくると

ころは、スピードで弾いていたのを改め、くっきりとして音で車輪のような丸を

描きながら降りてくるイメージに変更。この和音8ソシレ、レファラ、シレファ)のマ

ルを作るところにもペダルを使うことにしました。

 

masaの特徴の一つ、最初に覚えてしまったことを打ち消し変更することは

最初に覚えた時の労力の何倍も時間がかかるのです。

なので、ここで弾き方を変更することに対応しようとしている彼はそれだけでもずい分

成長したのでしょうが、そのせい(変更した部分を頭で調整してひいている)で全体が

機械的に響き、歌えていないことに今度は未熟を感じ、なかなかすっきりと練習にキリ

がつかない今日でした。

 

オケとの合わせまであと2日・。