ピアノコンチェルトへの挑戦

人とのコミュニケーションがとれない、新しい環境への適応、不特定多数の中での動きを苦手とされる自閉的スペクトラムに属する男子が大ホールでのピアノ協奏曲を成功させるまでの日記

試み

昼間、別の作業に追われて一人で指慣らしをまかせていたのも本番当日の良い参考になるかな、という目論見がありました。

午後数時間はピアノから離れた彼に、夕方「はい!本番です」と言ってどのくらい弾けるか聞いてみました。

予告なしの勝手な試みなので、仕方がないと言えば仕方がないですが、全然弾けない。。。その場で再びリズム練習を始めるので

「当日は練習できないの。ここでリズム練習はできないの。」

という厳しい待ちスケジュールを理解してもらおうとしました。口では説明しても、いつもピアノが弾ける環境(家)では、なかなかピアノが弾けない状態で何時間もキープしておく、というイメージがわからないようです。

昼間に一旦アップしていたはずの手も、(本人に100%任せた状態では)あまりできていなかったということもよくわかりました。

 

こんなところでそれを確認してどうするの。

1日でも充実した練習をした方が良いのじゃないの。と心が叫んでいます。楽しく、でもシビアに、幸せに、でも失敗しないように。。。葛藤です。